倉敷美観地区(大原美術館・今橋から中橋)

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          大原美術館

  堂々たるギリシャ建築風の本館が目印。
  入り口ではロダンの「カレーの市民」と
「洗礼者ヨハネ」の像が出迎えてくれます。

  倉敷紡績2代目社長の大原孫三郎が、
昭和5年に設立した日本初の西洋美術館で、
エル・グレコの「受胎告知」を始め、モネ、
ゴーギャン、ピカソ、マチスらの絵画や
ロダンの彫刻など、世界的名作が収蔵・展示
されています。

  分館には、藤島武二、岸田劉生、関根正二、
藤田嗣治らの作品や、その他、工芸館・東洋館
及び日本庭園「新渓園」などがあり、棟方志功
らの作品も収蔵・展示されています。
大原美術館と今橋
  今橋

  倉敷川には、古くから今橋、中橋、前神橋があり、中でも一番川上となる、大原美術館前に架かる橋が
今橋です。この辺りに人家ができた当時は、まだ木橋でしたが、弘化3年(1846)、橋の南東に住ん
でいた和栗仁左衛門によって、石橋に架け替えられました。「今橋」の名は、大阪今橋の鴻池長者にあや
かりたいとの願いによっています。
  大正15年(1926)昭和天皇(当時皇太子)の行啓に際し、今橋は道幅が狭いうえに、架設後10
0年を経ているため、架け替えが決まりました。工事は大原美術館の創始者である大原孫三郎によってな
され、予算の十倍を超える工費がつぎ込まれました。しかも昼夜兼行の突貫工事で行われたため、わずか
40日という工期で完成しました。
  鉄筋コンクリート造りのアーチ橋を石で覆ったこの橋は、橋の長さ4間(約10m)、幅2間(約5m)
という小さな橋ですが、欄干の両袖はゆったりと開き、荘重感あふれる優しい設計となっています。20
面に区切られた欄干は孫三郎とは旧知の間柄であった児島虎次郎によって、めでたいという意味と孫三郎
が辰年ということで上り竜がデザインされ、また石柱の頂部には皇室の紋章である菊があしらわれていま
す。欄干の通路側は線彫り、外側は浮き彫りの竜が彫刻され、その緻密で重厚な橋は、倉敷美観地区の
象徴ともなっています。
大原美術館工芸館中庭の睡蓮
「モネの庭の睡蓮」が株分けされたものです。
今橋と国重文大原邸 今橋と有隣荘(旧大原家別邸)
今橋と国重文大原邸と有隣荘(旧大原家別邸)
有隣荘は別名「緑御殿」と呼ばれ、屋根瓦は黄緑色をしています。
食事処 カモ井 和食処 鶴形
倉敷考古館
江戸時代の商家の土蔵を改造したもので吉備王国の出土品を中心に約700点を展示。
中橋と倉敷考古館 観光人力車
中橋から今橋を望む

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